AWS re:Invent 2018 ダイジェスト 特別講演 レポート
こんにちは! トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社でサーバサイドリードエンジニアをしています西田です。ネット上では主にkbigwheelの名前で活動しています。
本日業務の一貫としてこちらのイベントに参加してきました。
その中からおそらくキーノートに相当する午前中の特別講演について非常に簡単にですがレポートしたいと思います。会場のルールとして発表中の撮影が禁止されていたため画像が皆無ですがご了承ください*1。
特別講演 re:Invent 2018 サマリーと新サービス概要
特別講演 re:Invent 2018 サマリーと新サービス概要 〜午後のテクニカルセッションをよりお楽しみいただくために〜 亀田 治伸 アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 プロダクトマーケティング エバンジェリスト
話の流れとしては題にある通りre:inventというイベント全体の流れを説明して午後のテクニカルセッションを理解しやすくするためのものでした。 全5日に渡るre:inventについて各曜日に何が行われたか、発表されたサービスなどの概要が説明されます。
以下特に記憶に残っている点を書き出しました。
人工衛星との連携や全世界規模の海底ケーブルプロジェクトへの参入
awsがクラウド分野を開拓してからまだ12年ですが、いよいよ話が大きくなってきたなと思いました。 この人工衛星との連携というのは受信側の話だそうですが、この分だとawsが自ら人工衛星を打ち上げる(そしてそれがサービスになる)のもそう遠くなさそうです。
「開発者」改め「ビルダー」という呼称
一部で物議を醸した開発者の代わりとなるビルダーという呼び方についての説明がありました。 弁明めいて聞こえたのは僕の気のせいかもしれませんが、やはりビルダーという呼称はイマイチしっくり来ないなと感じました。
新機能/サービス公開と顧客数が加速的に増加していることをアピール
去年のre:inventと比べて今年はより多くの新機能を公開しているということでした*2。 また顧客数の増加もより加速しているそうです。でもその測定方法や詳しい値は一切公開されていなかった点は留意しましょう。
DBに関してはOracle社にやり返す
DBに関してはかなり面白い一幕がありました。 Aurora, RDS for MySQL/PostgreSQLで競合しながら同時にRDS for Oracleでは顧客であるAmazonとOracleの関係は、最近Amazonが社内DBをOracleからRedshiftへ変更したことにより一気に冷え込みつつあるそうです。
Amazonプライムデーのサーバ障害、原因は「OracleからAurora DBに乗り換えた」ではない――CTOがCNBCの報道を否定 (1/3) - ITmedia エンタープライズ
今回の発表の中でも「ビルダーはプロダクトに不当に縛られるべきではない、どこの会社とは言わないが」という趣旨の発言がありました。DBについて話している途中出会ったことからもOracle社のことだったのは間違いないでしょう。 前職でOracle Databaseに振り回された身としては個人的には大いに同意するところです。
まとめ
以上になります。短くはありますが軽く雰囲気だけでも掴んで頂ければ幸いです。
この記事は2.5%ルールに従い業務時間を利用して書かれました。